里山讃歌

ALの小春と過ごす田舎暮らしを綴っています

最近読んだ本

仕事に忙殺され,最近は読書量がぐんと減りました。

 

遅くに帰宅。夜ご飯食べて,小春さんと遊んで,風呂入って,布団に入って,本を広げると,約1分で撃沈。あっという間に夢の中です。

 

新田次郎孤高の人

山の物語でもあり,人の物語でもあり,悲劇の物語でもあります。20年ぶりの再読ですが,何回読んでも感動の嵐。単独行の加藤文太郎,君の生き様に惚れました。新田次郎の最高傑作,山岳小説の最高傑作です。読み終わったら槍ヶ岳に行こう,,,無理。

 

司馬遼太郎国盗り物語 斎藤道三編 織田信長編』

権謀術数,,,この言葉の意味を知りたければ国盗り物語を読むことをお勧めします。国盗りが完成するまでの数々の謀略,策略の類。一介の浪人である蝮の道三が美濃一国を盗るまでのストーリーが痛快そのもの。明智光秀というフィルターを通した信長像,光秀の心理描写が実におもしろい。これまた25年ぶりに再読しました。司馬遼太郎の本の中でも5本の指に入る名著。人間の心理や歴史からどのように学ぶべきか,などを記した名言が文中に散りばめられています。

 

坂口安吾堕落論』『教祖の文学』『太宰治情死考』

安吾の著書を読んでいると,安吾は作家というよりは思想家,哲学者であると感じることが多々あります。安吾自ら自由人であるとした精神,戦争をまたいで書いた日本人の欺瞞を鋭く暴く言説,今まさに安吾が必要とされているのではないかと思ってしまいます。なんとなく自分の性に合っているような。いわゆる文豪ではないが,不思議な人間的魅力に溢れている作家です。

 

 

オーストラリアンラブラドゥードル の小春さん,梅雨の湿気に負けずとても元気。

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近所の親水公園の紫陽花園

 

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ノミダニ・フェラリアの薬をもらいに病院へ。ついでに耳の中も見てもらいました。車内で緊張しながら診察順番を待ちます。

 

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田んぼの苗もぐんぐん成長しています。

 

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水路の壁面に映る小春さん。

 

7月になったらサマーカットにしましょう。

 

孤高の人〈上〉 (新潮文庫)

孤高の人〈上〉 (新潮文庫)

 
孤高の人〈下〉 (新潮文庫)

孤高の人〈下〉 (新潮文庫)

 
司馬遼太郎全集 (10) 国盗り物語 (前)

司馬遼太郎全集 (10) 国盗り物語 (前)

 
司馬遼太郎全集 第11巻 国盗り物語 後編

司馬遼太郎全集 第11巻 国盗り物語 後編

 
堕落論

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