司馬遼太郎『城塞』読了。
大河ドラマ「真田丸」の影響で再読しました。家康の執念と腹黒さ,「おぬしも本当に悪よのう,,,」と言いたくなるような感じです。この狸おやじめが! この執念深さが徳川260年の礎となったのかな。大河ドラマ「真田丸」での大坂夏の陣がどのような展開になるか楽しみですね。
司馬史観云々など,いろいろ言われている司馬遼太郎。作品のほとんどは読みましたが,歴史エンターテイメントとしてはやっぱり面白い。歴史上の人物をタレントのように描く,その万人を虜にする表現力。モーツァルトのピアノ協奏曲を聴くように自然に読めてしまいます。
司馬遼太郎の数々の作品,ときどき本棚から引っ張り出して再読したいと思います。「この国のかたち」はまだ読んでなかった。買いに行こう!