里山讃歌

ALの小春と過ごす田舎暮らしを綴っています

官僚たちの夏

城山三郎官僚たちの夏』読了。

 

朝から暑い。夜も暑い。奥久慈の里山は蒸し暑い日が続いていますが,これからもっと暑くなりそうな気配です。人間もわんこも入念な暑さ対策をして,暑い夏を楽しく乗り切っていきたいものです。

 

どうせどこに行っても何をしても暑いので,こんな日はビシッとエアコンの効いた部屋でアイスコーヒー片手に読書するに限ります。時々アイスクリーム。本にじっくりと向き合う大切な時間です。

 

官僚たちの夏」は城山三郎の代表作ですが,なぜか今まで読んだことがありませんでした。その理由を考えてみたのですが,多分,「官僚」という言葉に抵抗があり読む気にならなかったのかな,ということが理由の一つとして考えられました。

 

天下りや権力志向,公益より私益や保身のために都合のいいように政治家たちをたぶらかして国を動かす,,,など,今の時代,官僚という言葉にあまり良いイメージがありません。しかし,天下国家のため,寝る間も惜しんで,猛烈に働いている官僚がいるはずです。この小説を読んで,官僚に対するイメージがネガティブなものからポジティブなものへと変わってきました。

 

文中のいたるところに散りばめられた昭和臭さ,男臭さ,とても暑苦しい物語ですが,そこがかっこいい。

 

官僚たちの夏 (新潮文庫)

官僚たちの夏 (新潮文庫)

 

 

 

梅雨明け

梅雨が明けました。昨日今日と「これぞ夏」というような空模様。太陽から垂直に地面に降りそそぐ日光のフィルター役として,ますますその青色に磨きがかかったようなコバルトブルーの青空。高度が高くて,大きくて,輪郭がはっきりしていて,龍の巣が中に入ってそうな雲。

 

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夏本番です。

 

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オーストラリアンラブラドゥードルの小春さん,夏の暑さにも負けず元気一杯。「早く散歩に行こう」との表情。目で訴えてきます。

 

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キラキラした水路の流れを不思議そうに眺めていました。

 

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稲穂,季節の移ろいは早いものです。

 

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水路の壁面に映る小春さん。

 

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小春さん,稲穂の成長具合はまずまず,との表情。

 

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木の床がお気に入りの睡眠ポジション。ひんやりして気持ちが良さそうです。エアコンの風が直接当たるソファーの上も好きですが,,,。

 

 

 

 

クレート

オーストラリアンラブラドゥードルの小春さん,体重で13.1kg,快食,快眠,快便,フェラリアとノミダニの薬をもらいに動物病院へ。病院の体重計でも13.1kg,先生より「また,大きくなったね。おとなしくてお利口だ!」とのお言葉。「家ではとんでもないじゃじゃ馬」と言いそびれ,苦笑いをして「ありがとうございます」と答えてしまいました。複雑な心境です。

 

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車での移動は,長距離移動のことも考えてクレートに入る練習をしています。しかし,小春さん,クレートでの移動は苦手なようで,クレートに入れると車酔いをしてしまう傾向にあります。クレートが動かないように固定し,短い時間から練習して,徐々に慣れていってくれるといいのですが。

 

わんこは窓から顔を出して風に当たることが好きなのかな。クレートに入れなければ酔うことなく,楽しそうに乗ることができています。ストレスのかからない車への乗せ方はどうすれば良いのか迷うところです。

 

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クレート練習で,またまた大子町の憩の森へ。大きなスズメバチに追いかけられて焦りました!

 

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毎日の田んぼ巡回のお役目。1日もサボることはありません。勤務態度は良好です。

 

 

勝海舟と明治維新

板倉聖宣勝海舟明治維新』読み終わりました。

 

個人的に明治維新の一番の立役者は,坂本龍馬でもなく西郷隆盛でもなく大久保利通でもなく桂小五郎でもなく,勝海舟だと思っています。

 

幕臣でありながら尊王攘夷派にも佐幕派にも豊富な人脈があり,各地の豊かな商人たちとの深い付き合いもあり,早くから蘭学も学び,船を操り外国にも行く,,,海舟の幅広い活動が世界に通用する広い視野と先見の明を育てていったのかな。それらが江戸城無血開城を実現することにつながり,結果的に江戸を火の海することなく150万の市民と文化を守ったのであります。

 

この本,勝海舟に関する深い知識をお持ちの方が読んでも勝海舟初心者が読んでも,大変わかりやすく納得する内容にまとめられています。

 

上野の西郷さんの像の隣に勝海舟の像を建ててみてはいかがでしょうか。

 

勝海舟と明治維新

勝海舟と明治維新

 

 

 

 

あなただれ?

オーストラリアンラブラドゥードルの小春さん,体重13.0kg,快食,快便,快眠,とても元気。朝夕の散歩を楽しんでいます。

 

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初めてDS3に乗って走ること30分。大子町の憩いの森で森林浴。

 

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毎日の任務である田んぼの見回り。水回りは異常ないか,稲の生育具合は順調か,など,きちんとお役目を果たしています。

 

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あなただれ?

 

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なんと,小春さんではないですか。よそのわんこかと思いました。それにしてもあなたはこんなに痩せてたのですね。

 

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テディベア風にと思いましたが,,,サマーカットになってしまったようです。暑いからちょうど良いかな。

人斬り以蔵

司馬遼太郎『人斬り以蔵』読み終わりました。

 

昨日,新撰組斉藤一の非常に鮮明な写真が見つかりました。写真が世に出るにあたって歴史家のあさくらゆうさんが一枚絡んでいたのかな。この写真を見ると「これが死線をくぐり抜けてきた人の目なんだ」と思わされてしまいます。この風格は紛れもなく侍であると感じました。

 

次は沖田総司あたりの写真が出てこないかな。ご子孫の方が持っているか,どこかに眠っているか,,,まだまだ世に出てこない幕末あたりの貴重な写真がありそうですね。

 

なかなか本屋に行けず,司馬遼太郎を再読しています。薩摩の中村半次郎,同じく薩摩の田中新兵衛,肥後の河上彦斎らとともに,幕末四代人斬りとの異名をとった土佐の岡田以蔵の物語を含む短編集。前述の斉藤一や同じ新撰組の大石鍬次郎あたりも人斬りとの異名をとっていました。

 

冒頭の「不幸な男がうまれた」の一文で始まる物語。土佐の足軽に生まれた以蔵は,もとより剣術を習える身分ではなかったが,自己流の暗殺剣法を編み出し,土佐勤王党武市半平太に見出され,人斬りと恐れられる程の殺し屋として幕末の動乱に身を投じ、暗躍していきます。しかし,その裏には足軽として生まれた以蔵の誰にも理解されない虚しさや悲しさがあり胸に迫ります。

 

他の短編も面白い。特に,大村益次郎を描いた「鬼謀の人」がおすすめ。

 

高校生の時に読んだ「竜馬がゆく」で龍馬や歴史の大ファンになり,それ以来,自分を支えてくれている司馬遼太郎の作品。何度読んでも面白い。当時読んだ時と違う捉え方ができる自分を発見する。再読は人生なり。

 

 

人斬り以蔵 (新潮文庫)

人斬り以蔵 (新潮文庫)

 

 

7か月

オーストラリアンラブラドゥードルの小春さん,体重12.8kg,快食,快眠,快便,そろそろ7ヶ月になりますがまだまだお子ちゃま。見るものすべてに好奇心いっぱい。何よりも遊びが最優先。家の破壊も順調に進んでいるというか,加速している状況です。成犬になると落ち着くと言われますが,果たして小春さんは落ち着いてくれるのでしょうか。心配が尽きません。

 

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毎朝の日課,,,お庭での一人運動会。毎朝6:00にスタートです。

 

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小春さん,お散歩中におしっことうんちがやっとできるようになりました。夕方の田んぼ巡回のお役目,毎日ご苦労様です。異常があったらすぐに知らせてください。

 

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渡るのはいいけど落ちないでね。田んぼのあぜ道が大好きです。

 

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ソファーの肘掛に顎をのせて庭を眺めるのがマイブームのようです。