里山讃歌

ALの小春と過ごす田舎暮らしを綴っています

ALオーナーズパーティー

オーストラリアンラブラドゥードルの小春さん,千葉県茂原市のレイクウッズガーデンひめはるの里で開催されたALオーナーズパーティーに参加してきました。初めての里帰りです。

 

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大雨の高速道路を走って3時間弱,会場に到着です。

 

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小春さん,たくさんのALや大勢の人に囲まれて少々緊張気味! 

 

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母親のちよこちゃんに会うことができました。カラーはラベンダーでヘアはウール,じゃじゃ馬の小春と違って,とても落ち着いた可愛いお母さんALでした。また,オーナー様より小春の生まれた頃の貴重なお話を伺うことができました。

 

天使のような小春を我が家に届けてくださりありがとうございます。今後とも末永くよろしくお願いします。

 

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妹のメイちゃんにも会うことができました。カラーはブラックでヘアはウール,体型や仕草は小春にそっくりでとっても可愛いALさん,同居している13歳のFCRも一緒に来ていてとても幸せそうです。オーナー様にもたくさんお話を伺うことができました。今後とも末永くよろしくお願いします。

 

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母姉妹,三役揃い踏み。小春さんが一番落ち着きがありません。ちよこ母さんの落ち着いた遺伝子は妹のメイちゃんに受け継がれたようです。

 


ALオーナーズパーティー

たくさんのALと走り回る小春さん,尻尾が白くて目立ちます。

 

小春さん,初めてのオーナーズパーティーはいかがだったでしょうか。ALや人とたくさん交流していろいろ学んでくれたことと思います。今日の経験を今後に生かしてくださいね。そして元気に暮らしていきましょう。よろしくお願いします。

 

帰りの車中は当然爆睡でした!

 

 

昭和と日本人 失敗の本質

半藤一利『昭和と日本人 失敗の本質』読了。

 

10月になりました。9月は雨ばかりで日照時間が例年の半分にも満たなかったとのこと。10月は,湿気のない爽やかな空気と太陽の光が燦々と降り注ぐ,気持ちの良い秋晴れがたくさん訪れることを期待したいです。

 

約310万人が戦争で命を落としました。なぜ,そんな戦争に突き進んでいってしまったのか。そこには,軍部や愚かなマスコミに煽り立てられて暴走していった集団主義や群集心理がありました。山本五十六は,海軍大臣嶋田繁太郎宛の手紙で,その集団主義や群集心理を「衆愚」と書きました。

 

最後まで反対していた戦争の陣頭に立たなければならなかった時の連合艦隊司令長官山本五十六は,当時の群集を冷静に分析していたようです。文中にあるフランスの心理学者ル・ボンの言葉を引いてみます。

「群集の大きな特色は,それを構成する個々の人の種類を問わず,また,彼らの生活様式や職業や性格や知能の異同を問わず,その個人個人が集まって群集になったというだけで集団精神を持つようになり,そのおかげで,個人でいるのとは全く別の感じ方や考え方や行動をする。衝動的で,動揺しやすく,興奮しやすく,暗示を受けやすく,物事を軽々しく信じる。群集の感情は誇張的で,単純であり,偏狭さと保守的傾向を持っている。」

まさにぴったり。山本長官が抱いた日本人観が今となってはなんと悲劇的だったことか。

 

それに対し半藤さんが現代の日本人観を語っており,これまた文中から引いてみます。

「世界一金持ち,なべてコトもなき泰平爛熟期,ちょっと働けば食うこと欠かない。と同時に,個人は歯車の一つとしてしっかりと組み込まれて,身動きならぬほど完成した体制。シラケの時代。自分を守ることしか関心がなく,できるだけ少なく支払ってできるだけ多くを要求する。あるのはすこぶる個人的な,ちょっぴり不満で,ちょっぴり苦痛な状況。」

まさにぴったり。現代日本は甘えの構造ですね。

 

第3章の鈴木貫太郎と最後の聖断についての項が面白い。幕末に坂本龍馬土方歳三がいたように昭和には貫太郎がいた,と表現するほど,終戦という大仕事をやってのけた人物で,もし,鈴木貫太郎が首相でなければ,徹底抗戦派による暗殺に次ぐ暗殺で,責任ある内閣が成立せず,本土決戦まで行っていたかもしれません。そしたら日本は完全に終わっていましたね。

 

半藤さんの言葉の一つ一つが胸に深く入り込んできます。

 

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オーストラリアンラブラドゥードルの小春さん,悪天候による散歩時間短縮のため,お冠の毎日であります。

 

 

練習

12月に行われる定期演奏会の練習に行ってきました。

 

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曲目は,スメタナ交響詩「我が祖国」よりブラニーク。ラフマニノフのピアコン3番,ソリストはジャン=ジャック・シュミットさん。ドヴォルザークの新世界。

 

ラニークは初めてです。スラブ系のメロディーでとてもかっこいい曲。そのクライマックスはスメタナの祖国愛に満ち溢れた感動的な様相を呈しています。強弱や抑揚の繊細な表現が随所に散りばめられていて演奏は難しいですね。

 

ピアコン3番はコンチェルトなのにTuttiが難しいのでオケの安定したアンサンブルが要求されます。ピアコン2番同様,クライマックスは映画音楽のような美しさ。スイスのピアニストであるジャン=ジャック・シュミットさんとの共演も楽しみです。

 

クラシック曲では超有名は新世界。何回かやってますが,演奏するたびに新たな発見があり,その見事すぎるオーケストレーションにはいつも感動してしまいます。さすがドヴォルザーク。じっくりとスコアを眺めて勉強し直したいと思います。

 

秋から年末にかけて,定期演奏会,その他コンサートやフェスティバルでの演奏,室内楽の演奏,学校訪問,第9など,イベントが満載であります。マイペースで楽しみたいと思います。

 

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学校訪問演奏

2016年9月24日(土) 9:40〜 日立市立日立特別支援学校

 

日立交響楽団 日立特別支援学校コンサート(指揮:相良 浩)

 

曲目  カルメン序曲(ビゼー

    ウイリアムテル序曲(ロッシーニ

    ジブリメドレー

    シンコペーティッドクロック(Rアンダーソン)

    アイネクライネナハトムジークモーツァルト

    ハンガリー舞曲第5番(ブラームス

    Believe

    日立特別支援学校校歌

    世界に一つだけの花

 

大盛り上がりの訪問演奏でした。生徒たちはライブコンサートのノリで楽しんでくれたようです。手拍子したり,歌ったり,踊ったり,大きな声で声援してくれたり,,,一人一人が正直な気持ちで音楽の楽しみを表現していました。障害のある生徒の素直で純粋で一生懸命に頑張る姿にちょっと涙が,,,

 

 

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オーストラリアンラブラドゥードルの小春さん,ひめはるの里のオーナーズパーティーに応募してみました。お里のこと,覚えてるかな。お友達がたくさんできるといいな。

9ヶ月

オーストラリアンラブラドゥードルの小春さん,体重14.4kg,快食,快便,快眠,相変わらずのじゃじゃ馬で超寂しがり屋,今日で9ヶ月になりました。

 

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食べることが何よりの楽しみ! ご飯は1日2食。シュプレモとカナガンをベースに,ササミ,タラ,マカジキなど肉魚類とキャベツ,ブロッコリー,きのこ類などを半分ほど混ぜます。オクラやミニトマトもお気に入り。うちの畑でとれる新鮮な野菜が大好きみたいです。リンゴやキュウリも大好き。今の所,好き嫌いなく,なんでも美味しそうに食べています。

 

アイスクリームには飛びついてきます。(一口しかあげませんが,,,)

 

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数ある散歩コースの中の一つである親水公園。最近,同じぐらいの年齢のラブラドールレトリバーとご一緒するときがあります。もっと仲良くなれるといいな。

 

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公園,川,山,田んぼのあぜ道などで鳥の声に聞き耳を立てたりバッタを追いかけたりする。田舎の散歩は発見と冒険の連続で,小春さんの知的好奇心を程よく刺激してくれます。堰堤の上ではねている小魚(ヤマベ)の群れをいつまでも眺めていました。奥久慈の里山は散歩コースの宝庫です。

 

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最近は2階に上がりたくてしょうがないみたいで隙あらば一気に駆け上がります。

 

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すやすやと気持ちよさそう。起こすのが申し訳ないようです。おかげさまで人間は慢性的な睡眠不足です。

 


暇だワン

 

声をかけた時や何か行動を起こすときに,私たちの目を少しずつ見てくれるようになってきました。少しは信頼関係を築くことができたでしょうか。しかし,小春さん,じゃじゃ馬で結構ですが,ちょっとは言うことを聞いてくださいね。また,室内の破壊はほどほどにお願いします。

 

 

真実の満州史

宮脇淳子『真実の満州史』読了。

 

20数年前のことですが,指揮者の小澤征爾さんと同じエレベーターに乗ったことがあります。指揮者コンクールかなんかの審査員をしていたようで,たまたまその会場で僕もアルバイトをしていました。エレベーターに乗っていたら,偶然,小澤征爾さんが乗り込んできました。

 

満州国に興味を持つようになったきっかけは小澤征爾です。世界の大指揮者である小澤征爾満州国で生まれました。偉大なマエストロが生まれた満州国とは一体何なのか。

 

日本近代史上の夢か幻かと感じずにはいられない満州国。この本,1894年の日清戦争勃発から1956年の最後の引き揚げ船が舞鶴港に入港するまでを,当時の様々な思想や関係各国の思惑を整理しつつ明快に書かれています。著者曰く「歴史の記述には道徳的価値判断を介入させてはいけない」とのこと。つまり,自虐史観に染まることなく,ということか。

 

満州に入植した日本人は教育や大衆文化の隆盛に力を入れ,オーケストラも盛んだったようです。戦火と隣り合わせのような情勢でしたが,満州の人々はオーケストラの奏でる音楽をどのように感じていたのでしょうか。きっと心を癒してくれたことと思います。芸術は精神を育てます。想像力,考察力,品性を高めてくれます。建国間もない満州国だからからこそ,芸術や文化の力が必要だったのではないかと思います。どんな時代においても,いかなる困難があろうとも,音楽への情熱が冷めることはありません。

 

真実の満洲史【1894-1956】

真実の満洲史【1894-1956】

 

 

 

 

語彙力こそが教養である

齋藤孝『語彙力こそが教養である』読了。

 

最近,困っていることといえば,物忘れと老眼です。どちらも生活に支障をきたすレベルになりつつあります。

 

眼鏡をかけているのですが,目から50cm以内がぼやけてしまって見えません。見る時はいちいち眼鏡を外します。夕方になるとますます見えにくくなります。子供の頃,眼鏡をおでこの上にちょこんと乗せて,顔を新聞にグッと近づけて読んでいるおじさんをよく見かけました。「なんでだろう,,,」と思ったものですが,そのおじさんの気持ちがよくわかるようになりました。年々ひどくなっています。

 

物忘れに関してはさらに激しく,先日は,必死になって探していたものを手にもっていた,,,という珍事を犯してしまいました。なんとも不覚。このような有様ですから,探し物など見つかるはずがありません。更に,言葉がなかなか出てこないことが多々あります。ものの名前,人の名前などなど,咄嗟に出てこなくなりました。また,言いたいことがうまくまとめられず,複雑な話になると本当に言いたいことの6〜7割しか伝わらないという事態になってしまいます。これまた年々ひどくなっています。

 

どちらも老化現象だと思いますが,言葉がなかなか出てこないという現象に関してはなんとかしなければと感じています。自分なりにその原因を探ってみたのですが,老化現象プラス「語彙力の乏しさ」ではないかという結論に達しました。

 

齋藤孝さんの本はよく読みますが,今回も目から鱗の内容です。語彙力アップのための訓練の仕方についてわかりやすく読みやすく書いてあります。私みたいに語彙力が乏しくうまく表現できないもどかしさを感じている人には必読! と感じました。

 

 

さてさて,オーストラリアンラブラドゥードルの小春さん,快食,快便,快眠,早寝早起き,絵に描いたような規則正しい生活を満喫しております。毎日の決まったルーティーンを淡々とこなしていくことに生きがいを感じているかのようです。

 

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夜のボール遊び。ナイスキャッチは朝飯前,ボールの扱いはかなり上達してきました。

 

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夕方の散歩。最近のお気に入りは神社。近所にいくつかの神社があり,小春さんの心中ではローテーションが決まっているようで,曜日ごとにそれぞれの神社を順番に巡っていきます。写真は,その中でも一番のお気に入りで,山中にあるひなびた神社。神社へ通ずる山道を登るのが好きなうようです。登山犬になれるかな。

 

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毎晩,人間の睡眠妨害に励んでおります。

 

語彙力こそが教養である (角川新書)