里山讃歌

ALの小春と過ごす田舎暮らしを綴っています

色彩を持たない多崎つくると,彼の巡礼の年

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村上春樹『色彩を持たない多崎つくると,彼の巡礼の年』
読み終わりました。

国民的人気作家の村上春樹。学生時代に『ノルウェーの森』を読んで以来ほとんどの作品を読んでいますが,また,読んでしまいました。

わかりやすいストーリーであり推理小説みたいに読めてしまいます。

作品に登場するリストの巡礼の年。特にキーとなるモティーフとしての役割を果たしているのが第1年『スイス』の中の第8曲『ル マル デュ ペイ』。たまたまCDを持っていたので何回か聴き直してみましたが,これがまたいい曲であった。おすすめは第1曲『ウイリアムテルの聖堂』。個人的にはリストのピアノ曲の中でも3本の指に入る名曲であると感じています。

春樹さん,今年はノーベル文学賞でしょうか!?