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里山讃歌

田舎暮らしを綴っています

 やがて哀しき外国語

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村上春樹『やがて哀しき外国語』読み終わりました。

著者がアメリカはプリンストンに滞在したときに書いたエッセイ。アメリカでの生活ぶりや日常の観察ぶりがとても面白い。外国で暮らすことで幾度となく認識させられる自分は日本人であるという感覚(三島由紀夫も「外国でどんなに流暢な英語で話していても,ふと,お店のショーウインドウに映るてめえの顔を見ると,胴長で,短足で,鼻が低く,,,どうみても日本人なんだなあ」と言っていた)や日本語の小説を英語に翻訳したものとそれを日本語に再翻訳したものとの比較をすることで浮かび上がる言語表現など,興味を持って読むことができました。

「日本語がすばらしい言語に見えるのは,それが我々の生活から絞り出された言語であるからであり,日本語という言語の特質そのものが優れているからではない。あらゆる言語は基本的に等価であり,その認識がなければ,文化の正当な交換もまた不可能である。」,,,いい言葉だ!

Jazzを聴きながら読むといいですよ。