入院することになり,まず最初に思ったことが「本を読む時間ができた!」でありました。1泊ですが,入院中に読んでしまえっ,,,と思わず『昭和天皇』第六部と第七部の2冊を買い,病院のベッドで読みました。肝心である昭和天皇の動向が,戦時下の様々な人々のエピソードに埋もれてしまっていて,なんかいまいち。
しかし,逆に考えると,昭和天皇の視座を借りることにより,あらゆる人物や事件を描くことができるのかな。ヒトラー,スターリン,蒋介石,マッカーサー,真珠湾攻撃,東京裁判,東条英機,特攻隊員,空襲で逃げ惑う一般市民,原爆投下などなど,,,歴史のメイン人物や事件から下々の人々まで。
大東亜戦争を中心とする激動の昭和の表面をさらりとなぞってあるので,入門編としては良いかもしれませんよ,,,「あっ そう!」