全世界で猛威を振るう新型コロナウイルスは,いまだ終息の気配を見せず,日本ではデルタ株なるものの第5波が猛威を振るい、かつてないほどの速度で感染拡大が進んでいます。日本は,世界はどうなってしまうのか。このまま制御不能な状況が続くと,,ほんとにやばい。
当然のように緊急事態宣言が発令されました。
そんな中,小春さんと那須方面にでかけてきました。自宅からカングーに小春を乗せて、大好きなクリフォードブラウンのトランペットを聴きながら1時間半のドライブ。途中の美しい田園風景や野山の緑を眺めていると,あまりにものどかで、今全世界が戦っているコロナウイルスのことは別の惑星での出来事か,,と思わされるような感覚に陥りました。
まずは 五色庵で昼食です。歯ごたえのある蕎麦,美味しかった。この五色庵はわんこと一緒に入れるそば屋さんです。さすがわんこに優しい街の那須です。
今宵の宿のペンションオリーブに到着。到着してすぐ,広くて美しいドッグランに小春を解放、早速一人運動会を開催。散々走りまわって部屋に。
部屋に入ると,すぐにベッドを占領,なんの遠慮もありません、まるで我が家のようなふるまい。なんと肝の据わったわんこでしょう。
夕食の時間,メインディッシュの栃木和牛のステーキが運ばれてくると一点集中,曇りなきまなこでステーキを見定めます。おこぼれをちょっとだけもらって満足。
夕食の食べすぎと日頃の疲れから爆睡している人間どもを尻目にドッグランにわんこを発見して早朝から早く部屋から出せと大騒ぎ。
小春さんの強烈な鳴き声目覚ましに起こされ,ドッグランへ解放。隣の部屋に宿泊されたスーパーフリスビードッグのボーダーコリーちゃんと心ゆくまで遊びました。
私が倒れて以来初のお泊まりでした。2年前,突然のクモ膜下出血に倒れて手術が終わり,からだ中チューブだらけの瀕死の状態で病院のベットの上に横たわり,いろいろなことを考えました、もう歩くことはできないかも,もう車は運転できないかも,もうバイクには乗れないかも,もう自転車には乗れないかも,もう自由に行きたいところに行ったりはできないかも,もうチェロやピアノは弾けないかも,もう小春と泊まりに行くことはできないかも,,と,いろいろな「できないかも」が頭の中をぐるぐる回っていました。そのうちの一つができて,涙が出るほど嬉しかったです。夜,布団に入りベッドの中で大粒の涙を流しながら一人泣きました,緊急事態宣言下でしたが,泊まりにきてよかった。色々考えさせられる那須へのたびでした。