里山讃歌

ALの小春と過ごす田舎暮らしを綴っています

晴犬雨読

今春は花冷えで桜が長持ち。まだまだ咲いています。

 

 

f:id:MilkyWay77:20190420122904j:plain

菜の花も元気です。

 

小春地方は至る所で桜と菜の花の共演が見られ,ピンクと黄色の美しいハーモニーを奏でています。

 

f:id:MilkyWay77:20190413155728j:plain

つくば犬たちの森へ

 

f:id:MilkyWay77:20190413145419j:plain

f:id:MilkyWay77:20190413150441j:plain

f:id:MilkyWay77:20190413152238j:plain

広いドッグランが数カ所ありたくさん遊べます。この日,ALちゃんはいませんでした。

 

 

最近読んだ本

 

吉村昭大本営が震えた日』

真珠湾攻撃直前,大東亜戦争開戦前日譚。開戦に関する指令書や機密文書を積んだDC3型旅客機「上海号」が行方不明になる。敵地中国へ不時着可能性が強い。積んであった指令書が敵に漏れれば,国運を賭けた奇襲作戦が水の泡に。敵ばかりでなく味方をも欺く綿密な機密文書奪還計画。スリリングな展開で読んでいて面白い。実話であり小説というよりはドキュメンタリー。吉村文学は題材として取り上げられる視点が興味深くて面白い。

 

藤原正彦『国家と教養』

ずっと前に読んだ『国家の品格』という藤原さんの著書に衝撃を受けた記憶がありますが,その続編のようでした。欧米における教養の歴史と変遷やこれからの日本人が身につけるべき教養について論じられています。著者は数学者で父親はあの「新田次郎」です。教養の大切さについて歴史的事実を紐解きながら分かり易く面白く論じています。これは!というフレーズに鉛筆で線を引きながら読みたくなるような本です。

 

 

春の陽気の中,ぼんやりと晴耕(犬)雨読。

 

大本営が震えた日 (新潮文庫)

大本営が震えた日 (新潮文庫)

 
国家と教養 (新潮新書)

国家と教養 (新潮新書)