さあ,いよいよ小春地方も桜前線に覆われました。食事時,音楽を聴いてる時,通勤時の車窓から,なにかにつけ桜のことが気になります。
ここでパシャリ。
ここでもパシャリ。
薄暗くなってもパシャリ。
ここでもパシャリ。
こんなとこからもパシャリ。
小春さん人間どものパシャリに付き合わされて大忙し。
本来のどかな季節である春ですが。
「世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」伊勢物語より
この世の中に桜というものがなかったら,春を過ごす人の心はどんなにのどかであることでしょう。本来春はのどかな季節であるのに,人は桜が咲くのを待ち,散るのが気になり落ち着きません。桜があるため人々の心が穏やかでないことを述べて,人の心を騒ぎ立てる力のある桜の素晴らしさを伝えようとした歌です。
日本人の桜への憧れをユーモアたっぷりに歌った在原業平の思いです。
さすが業平さん,,,当時からはるか未来に存在している僕と小春の様子を見事に歌ってくれました。