里山讃歌

ALの小春と過ごす田舎暮らしを綴っています

ツァラトゥストラ

ニーチェツァラトゥストラ』読み終わりました。

 

20代の頃,ニーチェバタイユシオランなど哲学関係の本を幾つか買いあさり,真理が分かると思って読んではみましたが,どうにもつまらなく(多分難しく),読み終えていないままに本棚にほったらかしにしてありました。その中の一冊であるツァラトゥストラを一気に読了です。あ〜疲れた。

 

昨年の暮れ頃であったか,いつも行く本屋に自己啓発関係本のコーナーがあり,その中にニーチェの本がありました。結構売れていました。今,前向きに生きるためにニーチェの本を手にする人が増えているそうです。

 

「神の死」「超人」「永遠回帰」など,途中で飽きてしまうような物語形式の内容から浮かび上がるニーチェの思想や言葉を,現代の生活にどのように生かしていけばいいのか。今回,中途半端だったものを何十年ぶりかになんとか読み終えてみて,その糸口が少し掴めたように感じました。

 

一言で言うならば,結局生きていくためには自分自信で価値を作り上げていかなければならないということを言っているのかな。当たり前のことですが,人間誰しも固定された観念や心理に束縛される部分があり,それによって自分自信を見失ってしまうことがあります。

 

人類の発展が頭打ちになりつつあるこの成熟した社会で,何を目標にすればいいのか,どの方向に向かって突き進んでいけばいいのか,目標や生きる意味を見出せず未だに自分探しの最中のような大人がいっぱいいる世の中です。こんな閉塞感に覆われた元気のない世の中だからこそ,ニーチェの言葉や思想を参考にして,自分にとって価値のある生き方を見失わないようにしていけたらと思います。

 

しかし,この「ツァラトゥストラ」,のんびりスローライフを満喫することを生きがいとしている私にとっては,あまり必要な本ではないかもしれません。読んでて疲れますし,,,

 

さて,オーストラリアンラブラドゥードルの小春さん,快食,快便,快眠,元気すぎて1日2回の散歩にも満足せず,体力を持て余し,毎晩人間どもに戦いを挑んできます。おかげで服に穴が開くこと数知れず,困ったものです。

 

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テレビが大好き。ルパンと次元が走るシーンでは,興奮してわんわん吠えて画面にアタック。液晶が割れないか心配です。

 

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精米の様子が気になる模様。何事にも興味があり,どこでもついてきます。

 

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ソメイヨシノは散りましたが,この白い桜?かな。まだ咲いています。

 

ツァラトゥストラ (中公文庫)

ツァラトゥストラ (中公文庫)