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里山讃歌

田舎暮らしを綴っています

山本五十六

半藤一利山本五十六』読了。

 

著者の半藤さん,戦争中は山本五十六の郷里である新潟の長岡市疎開して長岡中学校(現県立長岡高校)を卒業しました。同じ長岡中学校を卒業した山本五十六の後輩です。それ以来,山本贔屓で,長岡を愛し,何度も足を運び,山本と同じ長岡出身である河井継之助から山本五十六に至る長岡人の気質や歴史や風土といったものを丹念に調べ上げ,そこから表現した山本五十六観を一連の昭和の作品に反映させてきました。「昭和の語り部」半藤さんは,まさに山本五十六を正確に描ける最後の書き手かもしれません。

 

親友であった堀悌吉に宛てた手紙。そこには,開戦に最後まで反対しながら真珠湾攻撃に向かっていく山本五十六の苦悩が書かれてありました。読んでいて胸が痛くなります。それにしても海軍軍人として開戦に強く反対した人に,戊辰戦争で賊軍となった藩の出身者が多かったこと。山本五十六米内光政井上成美,,,。それに対して開戦強硬派は官軍である薩摩,長州,土佐出身者が多いこと多いこと。歴史の皮肉ですね。

 

山本五十六

山本五十六