映画とその原作小説。どっちがいいか。また,原作小説を読んでから映画を見る。映画を見てから原作小説を読む。それぞれの楽しみ方はどうなのか。議論が尽きないところです。
最近の「原作小説から映画」は永遠の0。なんか自分の想像と違ってちょっとがっくり。「映画から原作小説」は今回読んだ「八甲田山死の彷徨」。映画を見ても本を読んでも手が震えました。
元気象学者で山岳小説の雄である新田次郎さん,天候描写が精緻で極限の寒さの表現が見事です。映画でも原作小説でも自分が雪山に閉ざされたような息苦しさを感じました。「剱岳 点の記」では原作小説を読んでから映画を見ましたがどちらも良かった。新田次郎に関しては,映画から原作小説,原作小説から映画のどちらも関係なく良いみたいですね。
新田次郎の作品で映画化されたものがまあまだあるみたいなので徐々に見ていきたいと思います。