読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

里山讃歌

田舎暮らしを綴っています

 天狗争乱

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

吉村昭『天狗争乱』読了。

お気に入りの小説家である城山三郎吉村昭。両氏に共通することは,作品を書くにあたり,現場,証言,資料を周到に取材することです。吉村さんの場合は,資料を実に丹念に調べ上げ,史実による史実というのが基本のようです。小説としてあまりにも史実に忠実すぎるような感じさえします。また,その情景描写は,まるで,その現場にいたかのような錯覚に陥ります。両氏は,作品を書くときに,きっとその現場にタイムスリップしているにちがいありません,,,笑。この天狗争乱,吉村昭は天狗勢の一人として参加していたのではないでしょうか,,,笑。そんな吉村氏が描いた天狗党ですが,無法集団として描かれることが多い天狗党ですが,氏は,秩序正しく,朝廷に勤王攘夷を訴えることを目的とした純粋な思想集団として描いています。それにしても,徳川慶喜天狗党西上途中で出会う各藩の方々の保身行動,,,酷いですね。いつの時代も保身優先なのか!