里山讃歌

ALの小春と過ごす田舎暮らしを綴っています

 ドボコン

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2014年6月8日(日) 14:00〜 日立シビックセンター音楽ホール


日立交響楽団 第117回定期演奏会(指揮:相良 浩)


曲目 チャイコフスキー:イタリア奇想曲 作品45
   
   ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 作品104
     (チェロ:伊藤文嗣)

   ブラームス交響曲第2番ニ長調 作品73

   ブラームスハンガリー舞曲第6番(アンコール)


今回の定期演奏会,,,大好きなドボコンとブラ2。

まずはイタリア奇想曲。チャイコの他の曲と比べて明るい雰囲気をもった曲で,一度聴いたら口ずさんでしまいたくなるような,親しみやすく楽しく美しい旋律が,次から次へと展開されていきます。カプリッチョ,,,まさに気まぐれ。形式にとらわれず、イタリアっぽい旋律をぎゅっと凝縮させた楽しい曲です。allegro moderatoの部分,以前,イタリア旅行で見たローマの青い空が目に浮かびました。

ドボコン。メロディーメーカーのドヴォルザークらしい,これまた,美しい旋律のオンパレード。ソロの伊藤さん,うまい,すばらしい! 演奏中も,思わず聴き入ってしまいました。チェロって,あんな風に弾くのだと再確認。本番前のリハ,伊藤さんの一言,,,「コンチェルトなので合わせますが,お互い遠慮なく,エモーショナルな部分を前面に出して行きましょう!」だと。

ブラ2ではソロの伊藤さんもチェロパートに加わっていただくことに,,,

ブラームスのシンフォニーは逸品ぞろいですが,私のお気に入りは2番。明るく伸びやかな雰囲気の曲で,各楽章で音符が生き生きと良い方向に収まっていくような感覚で動き回り,そこに情景がうまい具合に乗っかっているような感じ。しかし,ご一緒していただいた伊藤さんの演奏,,,目から鱗。伊藤さんの激しく美しい演奏に周りもついていこうと必死。チェロパートをぐいぐい引っ張ってくれました。プロが一人加わっただけでこんなにも違うものなのかと。

たいへん勉強になった演奏会でありました。