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里山讃歌

田舎暮らしを綴っています

ツァラトゥストラ

ニーチェ『ツァラトゥストラ』読み終わりました。 20代の頃,ニーチェやバタイユやシオランなど哲学関係の本を幾つか買いあさり,真理が分かると思って読んではみましたが,どうにもつまらなく(多分難しく),読み終えていないままに本棚にほったらかしにし…

竜馬がゆく

amazonを見てると,格安の司馬遼太郎全集が目に飛び込んできました。1〜7巻までを思わずポチッと。 自宅に届いたものがこれです。ボロボロですが,この1〜7巻は既読であり本棚に飾っておくだけなので問題ありません。 『竜馬がゆく』は高校生の時に読み…

海の史劇

吉村昭『海の史劇』読了。 昨日,今日とこの冬一番の寒さ。散歩などしていると,大陸からやってきた大寒波によってエネルギーを増幅された冷たい空っ風が体に突き刺さり,骨の髄まで沁みわたります。それはそれは寒いですね。 明治という過渡期は,文明開化…

堕落論

坂口安吾『堕落論』読了。 恥の多い堕落した人生を送ってまいりました。自分には,人間の生活というものが見当つかないのです,,,ちょっと太宰の人間失格風な出だしになってしまいましたが,毎日堕落した生活を送っている自分にとって,さらに堕落感を助長…

歴史の愉しみ方

磯田道史『歴史の愉しみ方』読了。 今日,奥久慈の里山は19度。庭の片付け作業をしていて汗びっしょりになりました。オーストラリアンラブラドゥードルの小春さんも庭でちょっと遊んだだけでハアハアと横ベロ状態に。クリスマス前だというのにこの陽気。桜が…

思考の整理学

外山滋比古『思考の整理学』読了。 以前,この本についてテレビで紹介されていたのをふと思い出し,早速購入して読んでみました。「考える」ことの楽しさを教えてくれるような本です。身にしみる内容ばかりで納得。今更ながらですが「もっと若いときに読んで…

海賊と呼ばれた男

百田尚樹『海賊と呼ばれた男』読了。 12月に映画化されるということで読んでみました。永遠の0と同様,本と映画の比較が楽しみです。 出光の創業者である出光佐三(文中では国岡鐡造)を主人公にした物語。社員は家族である,人を信ずる,,,という理念の…

昭和と日本人 失敗の本質

半藤一利『昭和と日本人 失敗の本質』読了。 10月になりました。9月は雨ばかりで日照時間が例年の半分にも満たなかったとのこと。10月は,湿気のない爽やかな空気と太陽の光が燦々と降り注ぐ,気持ちの良い秋晴れがたくさん訪れることを期待したいです。 約3…

真実の満州史

宮脇淳子『真実の満州史』読了。 20数年前のことですが,指揮者の小澤征爾さんと同じエレベーターに乗ったことがあります。指揮者コンクールかなんかの審査員をしていたようで,たまたまその会場で僕もアルバイトをしていました。エレベーターに乗っていたら…

語彙力こそが教養である

齋藤孝『語彙力こそが教養である』読了。 最近,困っていることといえば,物忘れと老眼です。どちらも生活に支障をきたすレベルになりつつあります。 眼鏡をかけているのですが,目から50cm以内がぼやけてしまって見えません。見る時はいちいち眼鏡を外しま…

鋼のメンタル

百田尚樹『鋼のメンタル』読了。 「自分は落ち込むときはとことん一気に深く落ち込んで,素早く一気に気持ちを切り替えることができる人である」と勝手に思っています。僕の感情はまるで超高速エレベーター。激しい気持ちの上下動で人生の荒波を乗り越えてき…

B面昭和史1926〜1945

半藤一利『B面昭和史1926〜1945』読了。 昭和の語り部,半藤さんのベストセラーである「昭和史」と対をなす,国民の目線から描いたもう一つの昭和史です。 文中のところどころに半藤さんの親父の言葉が出てきます。江戸っ子下町親父独特の言い回しで,息子を…

官僚たちの夏

城山三郎『官僚たちの夏』読了。 朝から暑い。夜も暑い。奥久慈の里山は蒸し暑い日が続いていますが,これからもっと暑くなりそうな気配です。人間もわんこも入念な暑さ対策をして,暑い夏を楽しく乗り切っていきたいものです。 どうせどこに行っても何をし…

勝海舟と明治維新

板倉聖宣『勝海舟と明治維新』読み終わりました。 個人的に明治維新の一番の立役者は,坂本龍馬でもなく西郷隆盛でもなく大久保利通でもなく桂小五郎でもなく,勝海舟だと思っています。 幕臣でありながら尊王攘夷派にも佐幕派にも豊富な人脈があり,各地の…

人斬り以蔵

司馬遼太郎『人斬り以蔵』読み終わりました。 昨日,新撰組の斉藤一の非常に鮮明な写真が見つかりました。写真が世に出るにあたって歴史家のあさくらゆうさんが一枚絡んでいたのかな。この写真を見ると「これが死線をくぐり抜けてきた人の目なんだ」と思わさ…

城塞

司馬遼太郎『城塞』読了。 大河ドラマ「真田丸」の影響で再読しました。家康の執念と腹黒さ,「おぬしも本当に悪よのう,,,」と言いたくなるような感じです。この狸おやじめが! この執念深さが徳川260年の礎となったのかな。大河ドラマ「真田丸」での大坂…

空白の戦記

吉村昭『空白の戦記』読了。 忙しくてなかなか本屋に行けず,何気なく本棚から引っ張り出し再読しました。 太平洋戦争とその準備期間を背景に,世に出ていなかった戦争の裏側のエピソード六編の短編集。吉村さん,綿密な取材による文体や表現,細かい描写,…

黄金の日日

城山三郎『黄金の日日』読了。 田んぼに水が入り始めました。田植え間近,桜から新緑へ,春本番です。今日は久しぶりのオーケストラ練習。ブラームスの交響曲第3番,いい曲です。ブラームスの交響曲をやると弦楽器の人たちは燃えます。メロディーが心の奥深…

カエルの楽園

百田尚樹『カエルの楽園』読了。 珈琲を飲みながら2時間弱で読み終わりました。ナパージュは日本,ツチガエルは日本人,ウシガエルは中国,ヌマガエルは在日,スチームボートは米軍基地,ハンニバル兄弟は海上自衛隊,プロメテウスは安倍総理,デイブレイク…

桜田門外ノ変

吉村昭『桜田門外ノ変』読了。 歴史小説好みの僕にとって,司馬遼太郎、吉村昭、城山三郎は,一語一句噛み締めながら読んできた作家です。1回読んで終わりではなく,再読に再読を重ねてきた作品も多々あります。この「桜田門外ノ変」も地元の志士たちの物語…

大放言

百田尚樹『大放言』読了。 ここ数日,気が滅入ってしまうような曇天続き。何かやろうとしても気持ちが乗らず,結局,何もしないで時間だけがどんどん過ぎていくような日が続いています。 昨日は気分転換に久しぶりにプールに行ってみました。ゆっくりと500M…

真珠湾の日

半藤一利『真珠湾の日』読了。 この「真珠湾の日」,以前読んだ敗戦の日(1945年8月15日)の24時間を描いた「日本のいちばん長い日」と対をなす本ですね。 なんと,この「真珠湾の日」,著者の半藤さんが幽霊からお告げを受けて!?書いたそうです。枕元に…

雄気堂々

城山三郎『雄気堂々』読了。 iPhone6Sにしました。 もう,何台目のiPhoneか忘れてしまいました。倉庫には,歴代のmacとiPhoneがずらり。漢字Talk7.5の頃のmacはいまでも動きます。パソコンとスマホでアップル社にはかなり貢献してるので,そのうち表彰でもさ…

山本五十六

半藤一利『山本五十六』読了。 著者の半藤さん,戦争中は山本五十六の郷里である新潟の長岡市に疎開して長岡中学校(現県立長岡高校)を卒業しました。同じ長岡中学校を卒業した山本五十六の後輩です。それ以来,山本贔屓で,長岡を愛し,何度も足を運び,山…

八甲田山死の彷徨

新田次郎『八甲田山死の彷徨』読了。 映画とその原作小説。どっちがいいか。また,原作小説を読んでから映画を見る。映画を見てから原作小説を読む。それぞれの楽しみ方はどうなのか。議論が尽きないところです。 最近の「原作小説から映画」は永遠の0。な…

大正ロマンの真実

三好徹『大正ロマンの真実』読了。 竹久夢二の絵からか,大正ロマンという言葉に美しい女性をイメージしてしまい,いい年して胸がときめきます。 大正の15年は,坂の上の雲をつかもうと近代国家建設に邁進した明治の45年と悲惨な敗戦を経て経済大国に成長し…

真空管

年末年始の6日間は毎年恒例どこにもいかず読書三昧。朝ゆっくり起きて朝食をとって読書。昼食をとって読書。夕方散歩して風呂入って,夜ビール飲んで読書。そして布団に入って読書。いつの間にか寝る。このルーティンを12/29から1/3までの6日間繰り返しま…

共産党宣言

マルクス・エンゲルス『共産党宣言』読了。 久しぶりにピアノを弾いたら全然弾けなくなっていました。指がまるっきり動きません。悲しくなります。練習しないで指が鈍らなくなる何か良い方法や対策はあるのでしょうか。あったら教えてください。 僕は共産党…

アメリカの戦争責任

竹田恒泰『アメリカの戦争責任』読みました。 寒くなり毎朝起きるのが辛い。1分でも1秒でも寝ていたいですね。今日はオケの練習でした。マーラーの1番「巨人」,来週の演奏会が楽しみです。 この本,一気読みです。歴史は勝者によって作られる,,,とい…

 沈める滝

にほんブログ村三島由紀夫『沈める滝』読みました。久しぶりの三島文学。仮面の告白や金閣寺などなど,遠い昔に読んだ記憶が,,, この前行ってきた奥只見ダムがこの小説の原作地。なるほど,現地を見てきたおかげで物語中の自然描写がしっくりと体に馴染み…

 天狗争乱

にほんブログ村吉村昭『天狗争乱』読了。お気に入りの小説家である城山三郎と吉村昭。両氏に共通することは,作品を書くにあたり,現場,証言,資料を周到に取材することです。吉村さんの場合は,資料を実に丹念に調べ上げ,史実による史実というのが基本の…

 覚書幕末の水戸藩

にほんブログ村山川菊栄『覚書幕末の水戸藩』読了。著者の山川菊栄さん,,,水戸藩士で弘道館教授頭取代理や彰考館総裁を務めた儒学者の青山延寿のお孫さんです。この本は,著者が子供の頃から聞きかじった母の思い出話,親戚古老のこぼれ話,祖父青山延寿…

 吾輩は猫である

にほんブログ村夏目漱石『我輩は猫である』読了。何十年ぶりかの再読です。『漱石論』を読んで以来,漱石の本が無性に読みたくなり,「猫」を読んでしまいました。苦沙弥,迷亭,,,など,以前読んだときに耳にした名前がでてきて,なんだか懐かしいような…

 もう一つの幕末史

にほんブログ村半藤一利『もう一つの幕末史』読了。 今年もよく実っています。つい先日田植えをしたと思ったら,あと一月ほどで稲刈りです。月日が経つのは早いものですね。以前読んだ『幕末史』の続編みたいな感じです。「歴史は勝者が作る」とよく言います…

 漱石論 〜21世紀を生き抜くために〜

にほんブログ村小森陽一『漱石論 〜21世紀を生き抜くために〜 』読了。久しぶりに中身の濃い読み応えのある本を読みました。夏目漱石の小説は,若かりし頃に数冊読みましたが、そのころは,特に「読みたい」と思って読んだわけでもなく,「日本の文豪だから…

 古典力

にほんブログ村齋藤孝『古典力』読了。野外オペラ「マクベス」の練習に行ってきました。8月22日の本番に向け,演奏も徐々にまとまりつつあります。僕自身,ヴェルディのオペラの中でもあまり馴染みのなかった「マクベス」ですが,練習を重ね,作品に深く触…

 石原莞爾 アメリカが一番恐れた軍師

にほんブログ村早瀬利之『石原莞爾 アメリカが一番恐れた軍師』読了。サッカー女子W杯が始まりました。なでしこジャパンには,ゲームに勝っても負けても,日本の女性らしく凛とした戦いぶりで,世界を魅了してもらいたいと思います。がんばれ,日本。新書な…

 山岳信仰 〜日本文化の根底を探る〜

にほんブログ村鈴木正崇『山岳信仰〜日本文化の根底を探る〜』読了。たまに新書を読みます。新書のいいところ,,,700〜800円程度の安い値段で,様々な分野の第一人者の知識や考え方に,手軽に触れることができること。でも,小説や歴史本を読んでいるとき…

 硫黄島に死す

にほんブログ村城山三郎『硫黄島に死す』読了。短編集です。「硫黄島に死す」「基地はるかなり」「草原の敵」「青春の記念の地」「軍艦旗はためく丘に」「着陸復航せよ」「断崖」,,,著者の戦争体験と深くかかわった短編作品7編が収められています。城山…

 現代語古事記

にほんブログ村竹田恒泰『現代語古事記』読了。本を一冊ずつ購入して読むのがぼくの読書スタイルです。その理由としては,一度に数冊購入してしまうと,全部読み終わる間に他に読みたい本が出てきてしまい,また購入する,,,すると,いつになっても読み終…

 風立ちぬ

にほんブログ村堀辰雄『風立ちぬ』読了。美しい小説です。美しい言葉,美しい文体,美しい情景描写,,,冒頭,主人公は婚約者の節子と白樺の木陰に寝そべって果物をかじっている。木の葉が風に揺れ,その向こうに見える空では,砂のような雲がさらさらと流…

 昭和の戦争と独立

にほんブログ村保坂正康『昭和の戦争と独立』二十一世紀の視点で振り返る,読了。田植えも終わり,家でゆっくり本でも読むか,,,どうせ,どこに行っても混んでるのでGWは家でじっとしているのが得策。戦後70年,昭和の大東亜戦争はしだいに歴史の中へと埋…

 いきの構造

にほんブログ村九鬼周造『いきの構造』読了。1月頃から歯茎が痛くなった治ったりを繰り返していました。今朝目覚めると,腫れを伴った強烈な痛み。疲れやストレスで体の抵抗力が弱まると,まず,歯茎にくる,,,といわれますが,,,我慢できず歯医者に行…

 里山資本主義

にほんブログ村藻谷浩介NHK広島取材班『里山資本主義』読了。春眠暁を覚えず,,,慢性的な睡眠不足と仕事疲れで,いくら寝ても眠い。布団に入り3秒後に目を開けると,もう朝。疲れが取れません。いつまでも寝ていたい気分。仕事中,会議中,運転中,,,睡…

 池田屋乱刃

にほんブログ村伊東潤『池田屋乱刃』読了。「アルコールは週2回(金と土の夜しか飲まない)」を忠実に守っているせいか,週末のビールがますます楽しみになりました。ビール各社から瓶入りプレミアムビールのリリースが相次ぎ,週末ごとに違う銘柄のビール…

 読書力

にほんブログ村齋藤孝『読書力』読了。北関東最大級の蔦屋書店がひたちなか市にオープンして以来,一回も行ったことがなかったので,先日,行ってきました。広い店内,,,カフェが併設してあって,なかなかの雰囲気です。広い店内の一角でこの本を立ち読み…

 武道的思考

にほんブログ村内田樹『武道的思考』読了。御彼岸以降,朝はマイナスになる日が続いていました。でも,今日は暖かい! 桜の開花までもう少し。仕事も一段落したので,読書とチェロと飲み食いと散歩に使える時間が少し増えました。子供の頃,剣道を習っていま…

 男子の本懐

にほんブログ村城山三郎『男子の本懐』読了。城山さんの多彩な作品のうち,『落日燃ゆ』などの近代日本の政治経済史に足跡を残した人々の人間像を描く一連の作品はとてもおもしろいですね。読んでいて,なんというか,その当時の緊迫感があるというか,,,…

 指揮官たちの特攻

にほんブログ村城山三郎『指揮官たちの特攻 ー幸福は花びらのごとくー 』読了。あっという間に3月になってしまいました。毎日の楽しみである布団にもぐりこんでからの読書タイムですが,日々仕事に忙殺されている疲れから,布団をかぶって「さあ,読むぞ!…

 昭和史,二つの日

にほんブログ村保阪正康『昭和史,二つの日 〜語り継ぐ十二月八日と八月十五日〜』読了。2015年の幕開けです。年末年始休みは,ほとんど家にいて,のんびり過ごしました。読書,酒飲み,珈琲,散歩,楽器練習,箱根駅伝,,,やることは相変わらずです。相変…