里山讃歌

ALの小春と過ごす田舎暮らしを綴っています

日々想々

立春は過ぎましたが連日の氷点下です(溜息)。ああ,春が待ち遠しい。

 

 

オーストラリアンラブラドゥードル の小春さん,快食,快便,快眠,,,相変わらず心赴くまま,感じるまま,の自由人(犬)です。心の中は万年春のようにホカホカ。

 

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散歩はたっぷり1時間。その後,お庭で走り回ります。

 

 

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寝たい時に寝る。

 

 

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食べたい時に食べる(美味しい匂いには超敏感,獲物は決して逃しません!)。

 

くう,ねる,,,これのみに特化した生き方をしてみたい。

 

 

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美容室に行ってさっぱり。部分カットとシャンプーで1万◯◯円なり。私の床屋代(1000円カット)の10ヶ月分です。毛玉があるときは毛玉料金(毛玉の数✖️500円)が発生し,さらに散財。

 

 

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チェロの音色が子守唄。

 

小春さんの生き方。何にでも興味津々,怒りはすぐに忘れて,たくさん寝て食べてエネルギーをチャージして,今を思いっきり生きる。その一瞬一瞬を全力で純粋に我儘に生きている。

 

仕事やいくつものしがらみにとらわれて思うように身動きできない息苦しさを感じます。社会の価値観やしがらみに身を委ね,「自由を放棄する」という代価を払って生活への不安から逃れて生きているのかな。そんな日常から解放され,愉快気ままにゆっくりと,そして元気よく時間を使っていきたいものです。人生,所詮死ぬまでの暇つぶしみたいなもの。どうせなら自由気ままに生きてやろうじゃないの。

 

小春さんの生活ぶりから学びました。

最近読んだ本

文化の発信基地である本棚,,,いっぱいになってしまいました。

 

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いっぱいになると時々本の雪崩を起こすことがあるので本棚の整頓をしなければなりません。整頓といってもいっぱいになった本を物置の書架へ移動するだけです。

 

先日久しぶりに物置の2階の部屋に行ったら,書架のコミックの部分が雪崩を起こしていました。書架の床板の部分が痛んでいたのが原因のようです。釣りキチ三平ドカベンバリバリ伝説北斗の拳魁!!男塾などなど,ごちゃ混ぜになり,もうなんの漫画か分かりませんでした。

 

本がどんどん増えていくのは読書生活の宿命です。だからといって本を捨てるわけにもいきません。ブックオフに回すわけにもいきません。電子書籍なるものもありますが,どうも嫌いです。紙媒体に比べて読書中の思考を阻害するような気がします。老眼が著しい僕の目にもよくありません。

 

蔵書を楽しむ方向で,,,

 

ノーマン・M・ネイマーク『スターリンのジェノサイド』

以前から読みたくてやっと手に入れました。現代史を読み解くためには絶対に読んでおくべき一冊。独裁者スターリン少数民族への迫害と殺戮,政敵への粛清や虐殺,,,著者は数々の資料をもとにこれらをホロコーストと同様にジェノサイドであると位置付けている。同じジェノサイドでも戦勝国ソ連スターリンは敗戦国のヒトラーほど批判されていないような気がします。勝てば官軍。当時のソ連は人の命なんかへとも思っていなかったのか。そして今でも国家の本質は変わらないのでは。しかし,歴史ってなんだろう,人の命ってなんだろう。

 

新田次郎『ある町の高い煙突』

近くの日立市がこの物語の舞台。実話をもとにして書かれた小説です。よく耳にする地名やスポットが文中に散りばめられ,とても身近に感じられる小説です。この小説の題名でもある大煙突。高さ約155Mで完成当時は世界で最も高い煙突でした。しかし1993年に約3分の1を残して倒壊してしまいました。当時僕は車の運転が楽しくて楽しくてしょうがなく,気分はアイルトン・セナナイジェル・マンセルCR-Xを駆り走り三昧の日々でした。煙突へつながる本山峠の道もよく走ったものです。本山峠を越えて日立市に入ると,倒壊前の大煙突がよく見えました。それはそれは壮大な眺めでしたが,なんでこんな山の上にこんなに高い煙突があるのか?と疑問に思ったものでした。日立鉱山の煙害により付近の村落と企業との闘争をサイエンスタッチで描いています。とても読みやすい。面白い。新田次郎の小説は読後感が爽やかです。

 

 

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小春さん,千波湖を散歩。梅が少し咲いていました。

 

スターリンのジェノサイド

スターリンのジェノサイド

 
ある町の高い煙突 (文春文庫)

ある町の高い煙突 (文春文庫)

 

 





 

ルーペ

暖冬でしょうか。

 

寒いんですがそんなに寒くありません。昨年の冬は寒さが辛くて辛くてたまりませんでしたが今年は体が寒さに適応できているようです。

 

視力の衰えが著しくて困っています。眼鏡をかけると遠くはよく見えるのですが50cm以内が完全にぼやけて見えます。眼鏡を外すと遠くは全然見えませんが50cm以内はよく見えます。

 

老眼でしょうか。こんなものを買ってしまいました。

 

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ホームセンターで1000円。老眼ルーペ。

 

本の字が大きく見える!クリアに見える!よく見えることの素晴らしさや大切さを再認識しました。これでしばらく様子を見てみたいと思います。

 

 

さて,オーストラリアンラブラドゥードルの小春さん,寒さが苦手なようで暖い室内でぬくぬくと生活しています。

 

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小春さんの視力はいかがなものでしょうか。一説によるとわんこは視力0.3ほどであると言われていますが。色彩認識力も弱いようです。

 

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週1回ドッグランで元気に遊びます。

 

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ときどきボクシングもやります!?

 

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近所の山羊さんと。

 

小春さんはテレビの画面はもちろんiPadiPhoneの画面に映し出された猫や犬の動画などもよく見てしっかり認識できています。5ミリ以下のうまうまも瞬間的に見付け出し食べてしまいます。実はよく見えてるのかな。

iPhone XR

iPhone6sを使ってますがフル充電しても半日しか持たず,,,の状況がしばらく続いていました。2年ちょっとでダメになるようにできてるのですね!

 

そろそろ替え時かと思いドコモショップへ。4時間ほど待たされました(待ってる間にたくさん本が読めました)。iPhone XRに機種変更。

 

さっそく小春さんをパチリ。

 

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そんなに接近するなよ,,,との迷惑顔。

 

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良い姿勢です。

 

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新種のカメ,カフェ星カメ。

 

昨今の情報化社会,,,通信費がさらに安くなるといいな。通信費と車維持に関する費用が抑えられる政策をお願いします。

袋田の滝

袋田の滝ライトアップ」を見に行ってきました。

 

袋田の滝のライトアップや全凍結?を久しぶりに見たくなりました,,,それは口実で,本当は奥久慈軍鶏のテール串と串団子が食べたかったのです。

 

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車で30分,町営駐車場からお土産通りを歩くこと15分,トンネル入り口に到着。入場料を支払い,光のトンネルを進みます。

 

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完全凍結はしていませんでしたが見事な氷瀑です。

 

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目からレーザービームを発射か!

 

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滝にはまるっきり興味がないようです。

 

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吊橋を渡り,お目当のお土産店に到着。

 

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あなたの目的も滝よりこっちだったんですね。あなたと同じ思いを共有できたことをとても嬉しく思います。

 

何回も来ている袋田の滝。久しぶりに来ましたが,いつ来ても絶景と美味しい串ものに心癒されます。

平成31年

何もしなくても時は淡々と過ぎていくのです。淡々とした日々が淡々と過ぎていく。人生をつまらなくしているのは自分,変えられるのも自分,,,

 

そんなことを考えてるうちに年が明けてしまいました。

平成31年です。平成最後の年です。

 

12月29日から1月3日までの年末年始休みは,毎年恒例,家でダラダラゴロゴロ三昧。食べ過ぎて正月太り!

 

 

オーストラリアンラブラドゥードルの小春さん,人間どもと違って規則正しい生活を送り,元気にお正月を迎えました。

 

f:id:MilkyWay77:20190101130123j:plain平成31年元旦,奥久慈の里山は抜けるような青空。風もなく穏やかな正月です。

 

 

ゴロゴロダラダラから脱却を,,と思い,小春さんと一緒にビートルズのアルバムリボルバーを聴きながら那須ペニーレインまでドライブ。

 

 


Australian Labradoodle play in the snow

ラリュールのドッグランで元気に遊びます。

 

 

f:id:MilkyWay77:20190103164153j:plainペニーレインへ移動。

 

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f:id:MilkyWay77:20190103165958j:plain予約しておいた個室で夕食です。小春さん,うまうま争奪戦開始。

 

ペニーレインの向かい側にある同系列の「イマジンドッグス」さんが昨年の暮れに閉館になりました。わんこにとてもフレンドリーな宿で,小春と数回泊まりました。室内はノーリードOKで,他の宿泊わんこたちと楽しく触れ合うことができる素敵な宿でした。次回はいつ泊まろうか,,,と考えていただけに,とても残念です。復活を期待したいと思います。

 

 

f:id:MilkyWay77:20190105132532j:plain次の日はひめはるの里へ。

 

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f:id:MilkyWay77:20190105125852j:plain走り回ります。

 

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f:id:MilkyWay77:20190105144524j:plain 走って走って走り回ります。

 

f:id:MilkyWay77:20190105145143j:plainパーティーカラーのまるちゃん

 

f:id:MilkyWay77:20190105151053j:plain長袖ウェアのアルトくん

 

那須からの帰り,ペニーレインの駐車場から見上げた夜空。その夜空に美しく輝く無数の星々。無限に広がる大宇宙。

 

那須という身近な場所から見える無限の世界。無限の世界にあって,自分は,人間は,なんでこんなにも小さくて儚いのか,生きることの価値は,生あるものいずれは無に帰してしまう,,,だとしたら,辛い毎日を生きる必要はないのではないか,,,

 

色即是空,空即是色,,,大宇宙の無限の世界の前で,己の存在の儚さに戸惑う正月でした。

 

小春さん,今年も地球の営みに逆らわず,のんびり行きましょうね!

 

 

最近読んだ本

2018年が暮れようとしています。

 

今年は仕事が大変忙しく,読書に費やす時間をあまりとることができませんでした。ここ数年では一番本を読まなかったような気がします。僕自身,自己形成において読書と音楽から多大な恩恵を受けてきました。今後の人生も読書を核とした好奇心がさらに重要になってくるものと考えています。

 

それにしても読む時間がない。読みたい本を買ったのはいいですが,書斎に山積み状態。これから迎える年末年始休暇では山積みになった本を多いにやっつけていきたいと思います。

 

半藤一利『世界史のなかの昭和史』

久しぶりの半藤さんの本です。氏の名著「昭和史」と重なる部分もありますが,読みやすい語り口は半藤さんならではのものです。スターリンヒトラーを中心に大東亜戦争開戦までを俯瞰しています。今も昔も,確かな情報を確実に得る,ということがいかに大切であるかということをつくづく実感します。その情報を熟慮し,国際的な広い視野にたった決断ができず,破滅に突き進んだ当時の日本の指導者たちの愚かさをまたまた目の当たりにしました。半藤さんの昭和三部作の完結編。面白いです。

 

磯田道史司馬遼太郎で学ぶ日本史』

司馬遼太郎磯田道史というキーワードで思わず買ってしまいました。いつだったか,NHKの100分で名著という番組で,磯田さんが司馬遼太郎の著書について熱く分かりやすく語っていました。本書でも,磯田さんが司馬作品について鋭く語っています。歴史家の視点で読む司馬文学。司馬文学に描かれた日本人の「国民性」がはっきりと見えてきます。

 

吉村昭陸奥爆沈』

真珠湾攻撃時の連合艦隊旗艦であった戦艦「長門」と同型である戦艦「陸奥」。長門型戦艦の2番艦であり,1番艦長門とともに大日本帝国海軍の象徴的な軍艦でした。その陸奥昭和18年6月に柱島泊地において原因不明の爆発を起こし沈没しました。死者1121名という大惨事でした。この陸奥爆沈という作品は,一般の小説形式ではなく,吉村昭自身が陸奥爆沈という対象に向かって模索する過程を描いています。ちょっとドキュメンタリータッチの小説です。どんなに強力な戦艦であっても,そこには人がいて組織があって,感情が作用します。規律正しく,厳粛な海軍でも,そこには必ず綻びが生じます。現代社会の組織にも通ずる事象。巨大組織の栄光維持や保身のための隠蔽体質は今でも変わりません。

 

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オーストラリアンラブラドゥードルの小春さん,誕生日に買ってもらったこのクッションがとても気に入ったようで,常にこのクッションでまったりしています。年末年始はこのクッションを枕がわりに読書したいと思います。

 

世界史のなかの昭和史

世界史のなかの昭和史

 
「司馬?太郎」で学ぶ日本史 (NHK出版新書 517)

「司馬?太郎」で学ぶ日本史 (NHK出版新書 517)

 
陸奥爆沈 (新潮文庫)

陸奥爆沈 (新潮文庫)