里山讃歌

ALの小春と過ごす田舎暮らしを綴っています

残暑

摂氏35度,湿度80%以上,,,暑いです。湿気も凄い。ビールが美味い。

 

オーストラリアンラブラドゥードルの小春さん,朝の涼しいうちに散歩,昼間はエアコン下でゴロりん,夕方はたくさん散歩,,,残暑厳しい中,とても元気です。

 

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昼間はあまり動かず体力温存。

 

 


オーストラリアンラブラドゥードルの散歩 ー夏の夕方編ー

 

小春さん,元気で何よりですがブルーベリーの食べ過ぎには注意しましょうね。

弘道館

仕事で水戸に用事があり,ちょっと時間があったので弘道館に行ってきました。20数年ぶりです。

 

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幕末の志士を大いに感化した水戸学。尊王攘夷の先駆けとなり,それがやがて倒幕,維新回天への導火線となりました。その水戸学の拠点となった弘道館

 

 

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正門。1841年,創建時のままです。柱や扉をよく見ると,明治元年におきた藩内抗争(弘道館の戦い)での銃撃戦でできた弾痕が見えます。

 

 

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吉田松陰が水戸を訪れた時に書いた書簡。寅次郎さん,なかなかの達筆です。

 

 

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テレビで時々見かける有名な掛け軸。幕末の志士の煮えたぎる熱い魂が宿っているかのような字体です。

 

 

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15代将軍徳川慶喜大政奉還の後に恭順謹慎生活を送った部屋です。

 

 

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当時の建造物が現存する弘道館

 

静かな館内をのんびり見て回り,当時の水戸藩の学風に触れることができました。

 

この弘道館を舞台に水戸学が発展し,その思想は吉田松陰西郷隆盛など多くの幕末の志士に影響を与えました。

 

それにしても幕末の水戸藩はこれだけの学問インフラを持ちながら明治新政府の要職に一人も送り込むことができなかった。幕末水戸藩で起こった血で血を洗う狂気の粛清合戦に伴い,人材が枯渇してしまったのか。

 

今でも日本一人材の出ない茨城県であります。

 

なんとも残念!

関ヶ原

司馬遼太郎関ヶ原』読了。

 

奥久慈の里山は,ここ最近気温が30度に届かず湿気も少なくて涼しい日が続いていましたが,今週からまた暑くなるようで,今日は久々に30度を超えました。たくさん汗をかいて美味しいビールが飲めそうです。

 

司馬遼太郎全集の硬い表紙に刻まれた「関ヶ原」という表題をふと眺めてたら,なんと,突如,超時空を超えた彼方「戦国時代」の主人公たちが手招きをしてるではありませんか。三成や左近たちが,,,気が付いたら表紙をめくっていました。

 

再読です。近々,映画「関ヶ原」が公開されるようなのでその予習も兼ねて読んでみました。司馬遼太郎関ヶ原を映画化するのは初めてみたいなので,どんな映画になるのか楽しみです。

 

「 義」と「利」については,古今東西,様々な形で語られてきました。論語にも義という言葉がよく出てきます。誰の言葉だったか「利は義の和なり」という言葉がありますが,大義に則した行いをすれば利益もついてくるという意味でしょうか。

 

果たしてそうでしょうか。人生そんなに上手く行くものでしょうか。

 

豊臣恩顧の利に聡い武将たち。朝鮮の役の頃から三成憎しである。自分に味方することで得られる利の効力を説くことにより,豊臣恩顧の武将どもをあまりに上手く調略できた家康。恩顧とはなんであろう。自らに深く問いかける。

 

片や三成,義のみを信じている。孔子は仁を説き,孟子は末世なるがゆえに義を説いた。義のみが世を立て乱を防ぐ道であると説いた。義は不義に勝ち ,義のあるところ必ず栄える,と説いた。三成は思う。この大戦,豊臣家のために,秀頼様のためにと。

 

そして天下分け目の「関ヶ原」の火蓋は切られた。しかし,このたびの戦いは逆である。

 

家康は焦る。味方についた諸将の変心を大いに疑う。利は義に勝るのかと。

 

義というものはこの権力社会にはない。関ヶ原の合戦なかばにして三成はようやくそのことを知った。裏切りの数々。利があるだけである。人は利のみで動き,利がより多い場合は捨てる。権力社会には所詮義はない。孟子は誤っている。しかし人間には義の情緒はある。自分は利に敗れた,,,と。

 

 関ヶ原の合戦は義と利の戦いであり,政治の戦いでありました。

 

合戦の最後は島津惟新入道率いる薩摩武士の敵陣突破で締める。捕らわれ,打ち首寸前の土壇場まで,まさに最後の最後まで義にこだわる三成。そして如水の美しく儚い所作。

 

20年ぶりに再読しましたが,実に面白く,人生について考えさせられました。義と利が同時進行するような生き方をすれば理想的ですが,なかなかそうは問屋が卸しません。ずるいぼくは,利のみを求めてしまいます。数ある関ヶ原戦記の中,司馬遼太郎関ヶ原は最高峰ではないでしょうか。

 

映画も期待しよう。

 

さて,オーストラリアンラブラドゥードルの小春さん,快食,快便,快眠,,,お庭で真夏の日光を浴びながら,庭にやってくる蝶々や小鳥や野良猫を元気に追いかけています。

 

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熱中症には気をつけましょうね。

 

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稲穂が垂れてきました。順調に稲が育ったのも,小春さんが毎日田んぼの巡視をしてくれたおかげですよ。

 

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 いかりや長介さんではありませんか。菅沼での奇跡の一枚。

 

季節は移ろい,盛夏から晩夏へ。稲穂も垂れ,もう少しで収穫です。月日が経つのは早いものですね。元気な小春さんと散歩をしてるといつも思います。このまま時が止まってくれないかな,,と。

 

司馬遼太郎全集 (14) 関ケ原1

司馬遼太郎全集 (14) 関ケ原1

 

 

司馬遼太郎全集 (15) 関ケ原2 ・豊臣家の人々
 

 

ジュアン&ジェシー

わんこの純粋で美しい瞳は,いつ見ても心奪われます。

 

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湧き出る泉のように透き通った美しい瞳

 

 

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 何もかもあたたかく包み込む光のような瞳

 

 

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ジュアン&ジェシーちゃん,やっと会えましたね! 

 

 

時々このブログをご覧いただいてコメントしてくださるジュアン&ジェシー母さまより,奥日光の菅沼でキャンプをするとのご連絡をいただき,会いに行ってきました。

 

 

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雨の中,カングーで出発。小春さん,相変わらず車内では落ち着きがなく,広い車内をしばらく走り回っていました。

 

 

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良い姿勢でいいですね。その調子。

 

 

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いろは坂を上り始めると雨がさらに強くなり,山々は濃い霧に覆われ,盛夏の美しい景色がほとんど見えません。

 

 

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3時間弱で菅沼キャンプ村に到着。悪天候の中,ミニOFF会さながらの楽しい雰囲気。ジュアン&ジェシーちゃんをはじめ,たくさんのALが集まっていました。

 

小春さん,徐々に慣れてきてみんなで記念撮影です。

 

 

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雨が強くなってきましたが,ドッグランでひとっ走り。

 

 

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標高1700M。気温16度。これで天気が良ければ最高です。

 

 

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同じ犬種ですが,それぞれ表情豊かですね。

 

共通していることは,みんな美しく澄んだ瞳である,ということです。美しく澄んだ瞳でものを見れるということは,心も美しいということ。

 

喜怒哀楽,わんこは目で,表情で,心の中で思うところを正直に伝えてくれます。小春さんの場合は,喜怒哀楽食でしょうか。

 

 

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ジュアン&ジェシーちゃんに会えて小春共々感無量です。次回はドッグランで走ったりカヌーに乗ったりして遊びましょう。オーナー様には大変お世話になりました。ありがとうございました。

 

 

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 帰りの車中,雨を見つめながら,

 

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いつの間にか爆睡です。

 

小春さん,あなたと出かける時は,ここ何回か全て雨。僕が雨男なのか,小春さんが雨犬なのか。さあ,どっちでしょう。

カングー

うちの相方が車を買い替えました。RENAULT(ルノー)のKANGOO(カングー)です。

 

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相方曰く「小春さんのために買った!」のだと。

 

「これで,狭いシトロエンの後部座席で,小春に辛い思いをさせなくてすむ,,,」との嫌味な一言を付け加えることも忘れませんでした。

 

うちの相方,コンビを組んで24年,ますますその芸風に磨きがかかっているようです。

 

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リアは観音開き。荷物が沢山積めそう。

 

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エンジンは1200cc,ミッションはEDC,言うなればクラッチのないマニュアルとでも言うのでしょうか。まあ見た目オートマですが。

 

リアドアはスライド式で乗り降りがしやすそう。

 

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オーストラリアンラブラドゥードルの小春さん,カングーとご対面,,,と思ったら,その瞬間に何の違和感もなく飛び乗りました。どうやら一発で気に入ってくれたようです。

 

早速,小春さんを乗せて近所をドライブ。できの良い!?サスペンションとシートの恩恵か,乗り心地がすこぶるよし。

 

 

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小春さん,カングーが相当気に入ったようで,大好きな散歩コースに到着しても車から降りようとしません。

 

 

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散歩友達のエデンくんが偶然現れ,やっと車を降りました。一緒に散歩です。

 

 

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 ラブラドールレトリバーのエデンくん,前足と後ろ足をまっすぐに伸ばした腹ばい姿勢で,芝生の土手を滑り降りるウルトラC級の技を持っています。まるでスーパーマンのよう。とても可愛いエデンくん,是非その大技を小春にも伝授してください。

 

小春さん,これからはカングーでお出かけのようですね。相方は「小春をシトロエンに乗せてはダメ」と怖い顔して言っています。狭いシトロエンではなく広いカングーになってよかったですね!(ちょっと嫌味っぽく)

 

しかし,相方のルノーと僕のシトロエン,故障の代名詞のようなフランス車2台の生活になってしまい,今後が心配です。何卒,壊れませんように。 

猛暑

奥久慈の里山は連日の35度超え,猛暑日が続いています。まだ梅雨も明けず,7月中旬だというのに,先が思いやられます。

 

オーストラリアンラブラドゥードルの小春さん,快食,快眠,快便,,,うちで採れた大好きなミニトマトをモリモリ食べて,暑さに負けずとても元気に過ごしています。

 

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家にいる時は完全にエアコンの中の住人。

 

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涼しい夜風が気持ちよさそうです。

 

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散歩中,雲行きが怪しく雷の音が聞こえてきました。小春さん,雷が大嫌い。足早になり家に直行です。

 

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夕立にも負けず,毎日の田んぼの警備は欠かせません。

 

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へそ天開脚して,エアコンの涼しい風をお腹に受けて涼みます。

 

 

小春さん,あなたが暑い日にアイスクリームをちょっともらっておいしそうに舐めてる姿を見てると,人間どもはとてもとても嬉しく涼しい気分になります。これからますます暑くなりますが,暑い夏を楽しみながら乗り切っていきましょう。

 

この暑さで,人間どもはアイスコーヒーとビールばっかり飲んでしまって,お腹の中がチャポンチャポン,ギュルルルルーーーです。

読書について

小林秀雄『読書について』読みました。

 

人によって読書という行為の捉え方は様々。僕なんかは,読書の一番の楽しみは「本を読んでいる間は非現実を体験できる」ということかなと思っています。歴史小説推理小説,,,その作品を通して擬似体験をする楽しさ。

 

僕にとって読書は最高の娯楽でありストレス解消行為です。

 

この本,文芸評論では神様との異名をとる小林秀雄さんが,読むことや書くことや鑑賞することについてまとめたエッセイです。氏が実践していた読書の技法など内容は多岐にわたっていますが,結局は,読みたいように読め,好きなように読め,ということだなと勝手に解釈してしまいました。

 

文中から引いてみます

 ある作家の全集を読むのは非常にいいこと。読書の楽しみの源泉にはいつも「文は人なり」という言葉があるのだが,この言葉の深い意味を了解するには,全集を読むのが,一番手っ取り早い。好きな作家でよい。その人の全集を日記や書簡の類に至るまで,隅から隅まで読んでみるのだ,,,

 

いい言葉ですね。

 

司馬遼太郎もその一人です。じっくりと時間をかけて全集読破したいと思いますが,いつまでかかることやら,もっともっと読書の時間が欲しい(涙)と思う今日この頃です。

 

 

オーストラリアンラブラドゥードルの小春さん,快食,快眠,快便,元気過ぎて耳の中が汚れてしまい,病院できれいにしてもらいました。定期的に耳のお手入れをしていたのですが,,,垂れ耳犬種は要注意です。

 

 

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毛がフサフサなので大きく見えますが,体重は15kgで落ち着きました。

 

 

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夕方はキッチン周りに陣取り晩飯チェック,おこぼれを頂戴して満足。

 

 

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マッチ売りの少女

 

 

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アラブ系女子

 

 

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ドッグランでは,相変わらず落ち着きがなく、ひたすら走り回っています。

 

小春さん,僕が読書している時は,本のスピン(紐の部分)を噛んで引っ張るなどはやめて,大人しくしていてくださいね。

 

読書について

読書について